
日曜日は僕が日本語を教えている日本語学校で文化デーという行事があった。
学校の入り口で接待をしていたら、日本人と思わしき男女が入ってきたので、学生さんかと思って話しかけたら、商社から派遣されてきている語学研修生であった。
年齢を聞いたら、26歳だと言う。
いやあ、普段日本人を見ないのと、アラフォーになって自分が年老いた事もあってか、日本人の年齢も分からなくなってきてしまった。
彼らの情報によると、今ポルトアレグレには日本企業から送られてくる語学研修生と大学生が全部で18人もいると言う。ブラジルの辺境地であるポルトアレグレに純日本人がそんなにたくさんいるというのはすごい!
でも、なぜか僕は1人も知らない。
僕が初めてポルトアレグレにやって来た11年前は、結構企業からの語学研修生がいたのだが、日本の景気後退に伴って日本企業がどんどんブラジルから撤退し、結果として語学研修生も減っていった。
しかし、新興国ブラジル経済の台頭もあってか、商社を中心に日本企業がブラジルにまた再進出し始めている。語学研修生の数も増えているのもそんな企業戦略の結果なのである。
BRICSの他の新興国であるインド・中国・ロシア市場に進出するのは当然だが、ここ南米で市場独占を図るにはやはりブラジルを最重要国として早めに先手を打つ必要があるのだろう。
企業が語学研修生をポルトアレグレに送る理由は1つ。日本人・日系人が少ない土地で語学漬けになってもらい、半年または1年で語学を習得してもらうことである。
サンパウロには日本人が腐るほどいて、食生活も全く日本と同じ生活を送れることから、現地の習慣・言葉の習得に障害になると判断されているのだろう。
ただ、企業の語学研修生の話によれば、みんな仲が良くて、日本人同士が集まって動いているそうである。それが本当なら、もうポルトアレグレに派遣する意味はなくなる。
ただ、僕自身は日本人がグループ行動することが、必ずしも語学の習得レベルに悪い影響を及ぼすとは思わない。あくまで問題となるのは、対ブラジル人との会話量、個人の勉強量の総和であり、その結果としての聴解力・文法力・語彙力・会話能力である。
結論から言えば、出来る人は、どこにいても出来る。場所や先生の質は関係ない。日本の一流商社で派遣されてくる人は選りすぐられた優秀な人なはずだから、みんな出来る。
ポルトガル語の勉強を頑張っている日本人の方を見ると、僕も頑張らなきゃなあと刺激になる。